難聴に関する症状を感じたら、専門の医療機関で診てもらいましょう。

だいぶ秋めいてきましたね。
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

前回まで鍼治療の利点を
お話しました。

突発性難聴の治療で一番重要な事は
「治療開始の時間」なのですが、
色々な理由ですぐに治療を始められなかった方々
に対しての鍼治療についての効果を書いていま
せんでしたので、少し書いてみます。

通常の突発性難聴の鍼治療の場合でも個人差は
あります。時間の経過した突発性難聴はより個人差が
出るように思えます。

以前に「耳鳴りがひどくて、辛い」と発症から
１年経過した方が新潟からいらっしゃいました。
その方は１日２回治療をされて新潟に帰られました。

私は２～３回の鍼治療では無理であると考え、
その患者様には「１週間でも良いので東京に泊まって頂いて
集中して治療した方が良いと思います」と伝えたところ、
患者様も快諾して頂き、一度新潟に帰ってから用意をして
来ますとの事でしたが、翌日電話があり、
「耳鳴り治りました！全然音がしないんです！
ありがとうございました～。何かあったらお願いします。」
でした。私も患者様のあまりの勢いに押されて
何も言えずに「お大事にしてください」と言うのがやっとでした。

私自身も驚いたのですが、嬉しい驚きなんので良しとしますが
本来であれば、どうしてそんなにすぐに効果が表れたのか、
それとも、たまたまなのかを再検討したかったのですが、
治療を終了してしまったのが残念でした。

ともあれ、こういったケースもあるのです。

今日は異常な暑さになりましたね。
頑張って更新します。
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

さて、前回鍼治療の利点について書きました。
しかし、鍼治療が最善の治療とは考えておりません。
あくまでも選択肢の１つであると考えております。

つまり、何が何でも鍼が良いとは思っていません。
適材適所と申しますか、鍼が有効である状態であれば、
鍼治療を選択します。薬や手術のような西洋医学の方が
良い状態であれば、病院を紹介します。

それは、患者さんが
「最短で日常生活に戻る」
その事を最優先にする。

その為に鍼をしないこともあります。
鍼治療をすることよりも病院へ紹介した方が良い場合や、
病院と並行して治療した方が効果的であったり、
患者さんが安心して治療を受けられるのであれば、
鍼をしない場合はあります。

そのことを常に念頭に置いて治療をさせて頂いております。

朝晩が気温が下がり
肌寒くなりました。
お久しぶりです。
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

前回からだいぶ時間が経ってしまいましたが
今回は鍼治療のよい所を書いてみます。

鍼治療のよい点は
副作用が無いこと
癖にならないこと
他の治療と併用できること
などではないでしょうか。

「副作用が無い」
鍼治療は薬を使わなず、
本来もっている回復力を引き出す治療法です。
ですから、副作用はありません。
しかし、初めて鍼治療をする場合や
十分に鍼治療の効果を出す為に
「めんげん」という症状が出る場合があります。
これは、一時的に症状が悪化したように思えますが
その後に良好な状態になることなのですが、
副作用とは違うものです。

「癖にならない」
皆様は鍼治療は癖になるのでは？
と思われている方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか？
先程も申し上げましたように、鍼治療は
薬を使わない自然な治療法です。
習慣性がみられることはありません。
しかし、病気によって１回で治るものも
あれば数回または数十回必要なも場合も
あります。
また、予防の為に定期的に鍼治療をする事も
ありますが、これも習慣性とは違ったものです。

「他の治療と併用できる」
病院での投薬治療中でも鍼治療は出来ます。
鍼治療をすることで、他の治療の効果を無くしたり
減少させることはありません。

大まかに書きましたが、きっと皆様が思っていた
鍼治療に対するイメージと少し違っていたのでは
ないでしょうか？