難聴に関する症状を感じたら、専門の医療機関で診てもらいましょう。

こんにちは
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

長らくご無沙汰しておりましたが
昨日新聞で女子サッカー日本代表の
澤選手が良性発作性頭位めまい症
になったと聞きまして、私の体験も含めまして
「良性発作性頭位めまい症」を書いてみます。

さて、良性発作性頭位めまい症は
どんな病気か。読んで字のごとく

良性・・・予後（先行き）が良いということ
発作性・・・急に起こる
頭位・・・頭の位置
めまい症・・・めまいが起こる

という意味です。
要するに、寝返りをうったり
振り向いたり頭の向きを変えると
めまいが起こるのです。
この病気はどんどん悪くなったり、治らない病気では
ないので心配要りません。
しかし、頭を動かしてめまいがするわけですから、
サッカーをすることは出来ません。

ちなみに、私の場合は、左に向く時と
起き上がる時にめまいが起こります。
それから、下を向くのも少し気持ち悪い
感じがします。

始まりはお昼の事でした。
横になっていたので、起き上がろうとした時
「フワッ」としたのです。
「うん？変だな」とは思いましたが、これぐらいは
平常時でもあるだろうと、気にしませんでした。
しかし、翌朝起きようとした時です。
「グルッ」と目の前が半回転ほどしました。
「あれ？」と思い壁に手を着いて身体を
支えました。数秒でそれは収まったのですが、
もう一度横になって、状況を把握しようとしました。
そうすると、どうやら寝返りや起き上がり動作で
めまいが起こることが分かりました。
そこで「良性発作性頭位めまい症」ではないかと
疑ったのです。

しかし、それでもまだ分かりません。
ただの疲れで一時的に起こっているのかも
しれません。なので、家族にも言わずに仕事に向かいました。

そして、お昼。
横になって起き上がってみると・・・！！

続きは次回に！！！

先日の雪で交通事故、怪我をされる方
が多かったとニュースを見ました。
十分注意したいものです。
こんばんは、平町鍼灸接骨院の中嶋です。

さて、先日の低音障害型感音難聴の続きを書きます。

患者様は３０代の方で、初めての感音性難聴でした。
病院には発症した日に受診したそうです。
そして低音障害型感音難聴と診断され、
イソバイド、アデホスコーワ、メチコバールを処方されて
投薬治療中であるという事でした。
３日間変化が無かったので当院を来院。

症状は耳閉感が強く、音が響くとの事でした。
また聴力は落ちているものの、「聞こえずらい」
という程度でした。

ステロイドを処方されていないということで、
患者様は不安に思っていらっしゃいました。

しかし、突発性難聴ハリネットワークでは
低音障害型感音難聴で発症から２週間以内
であれば、１００％完治をしております。
ですから、その事を患者様に伝え安心して
鍼治療をするように申し上げたところ、
継続して治療をして頂けることになりました。

そして、その結果は！！
また次回に致します。

こんばんは、平町鍼灸接骨院の中嶋です。
寒く乾燥した毎日が続きます。
どうぞ、ご自愛ください。


さて、今日は低音障害型感音難聴の
完治例をご紹介したいと
思います。

先月いらっしゃった患者様なのですが、
オージオグラムを持ってきて頂いたので
許可を頂いて掲載させていただきます。

下図のオージオグラムは来院当初の
ものです。
左耳の低音部の聴力が低下しているのが
分かります。
注）下図は左側が低音部で右にいくにつれて高音部です。

詳細は次回にいたします。

明けましておめでとうございます。
本年も皆様の健康に貢献できますように
精進して参ります。

すっかり、秋が深まってきました。
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

先日、読売新聞に興味深い記事がありましたので
全文を転載いたします。

コンサートで大音響の中にいると、耳に大きな負担がかかり、
耳鳴りがしたり聞こえにくくなったりすることがある。
ヘッドホンで長時間、大音量の音楽を聴いても、
聴覚を損ないかねない。
携帯音楽プレーヤーの普及で難聴の広がりを
心配する声もある。（高梨ゆき子）

　■　長時間・大音量だと、耳の細胞に障害も

今年７月、東京都内の公務員男性（２５）は、
笠井耳鼻咽喉科クリニック（東京・目黒区）を受診し、訴えた。

　「昨夜コンサートに行ってから、耳鳴りが
するようになりました。耳が塞がるような感じもあります」

聴力検査した結果、周波数４０００ヘルツの
高音域の音が聞こえにくくなっていた。
正常なら２５デシベルくらいの音量でも聞こえるはずが、
５０デシベル以上でないと聞こえない。
急性感音難聴（音響外傷）と診断された。

音が聞こえる仕組みは、耳の奥の「蝸牛」という
渦巻き状の器官にある有毛細胞が、
先端に生えた毛の振動で音を感知すると、
その情報を脳に伝えるものだ。感音難聴は、
大きな音で有毛細胞に障害が
起きることなどによって発症する。
「ロック難聴」「ヘッドホン難聴」などとも呼ばれる。

この男性を診察した院長の笠井創さん（６０）によると、
通常、様子を見て自然に治るのを待つことも多いが、
検査の結果、高音域の聴力レベルが
かなり落ちていたため、有毛細胞を保護する目的で
ステロイドやビタミン剤を処方。薬の効果かどうかは
はっきりしないものの、２日後には正常に戻っていた。

同クリニックには、この１年余の間に、
感音難聴と見られる１０～２０代の若者が計１１人訪れた。
ロックコンサートや自分のバンドでの
演奏などが原因と見られた。
笠井さんは「症状に早く気づけばいいが、ヘッドホンで
大音量の音楽を聴くのが習慣化しているような場合は、
自覚がないまま悪化する恐れがある」と話す。

難聴の症状が出ても、一時的なら静かな場所で
耳を休ませれば多くは自然に治ることが期待できるが、
慢性的な症状になると深刻だ。有毛細胞は
いったん破壊されると修復力がなく、
機能が回復しないためだ。
まず何より大事なのは予防ということになる。

コンサートでは、スピーカーのそばを避けたり、
時々休憩したり、自分なりの工夫も大切だ。
ヘッドホンやイヤホンは、使い方に気をつければ、
安全に使うことができる。
適度な音量は、外の音が入りやすいオープンエア型なら、
静かな場所でヘッドホンをしていても周囲の音が聞こえる程度、
遮音性の高いクローズド型なら、片側を耳から外し
周囲の音と同程度の音量に設定するのが目安。
長時間聴き続けないようにしよう。

電車の中でヘッドホンを使う時は、周りの騒音があるので
つい音量を上げがちだが、適正な音量を把握し、
上げ過ぎないようにしたほうがいい。
一般に、耳の健康には９０デシベル以下が目安とされている。

慶応大耳鼻咽喉科教授の小川郁さん（５６）は
「周囲に音漏れするほど大きな音量で聴くことは、
マナーの問題だけでなく、自分の耳の機能を損なうことになる。
若い時に耳に負荷をかけていると、年をとってから
難聴になりやすいという専門家の声もあるので注意してほしい」
と呼びかけている。