平町鍼灸接骨院ブログ

2012年6月20日 水曜日

質問2の返事

こんにちは、
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

前回ご質問があったメール
私の返信メールです。

「I 様

はじめまして
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

メール拝見しました。
低音障害型感音難聴ですが、
一般的な突発性難聴よりも治りは良いと
されています。しかし、再発もしやすいという
欠点もあります。ですから、治ってもすぐに
元の生活に戻るよりも、しばらくの間は
用心したほうが良いかと思われます。

当院でも低音障害型感音難聴の患者様は
たくさんいらしています。
鍼による効果は突発性難聴より良いです。
早期に治療ができれば、できるほど良い傾向
と思われます。

これから、耳の状態がどのような経過を
辿るか分からないという事で大変不安な事
とお察しします。

これはこの病気の特徴で、病院ではなかなか
理解していいただけないところだと思います。
当院ではほとんどの方が病院での治療後
にいらしておりますのでお気持ちは分かります。
詳しいお話はいらっしゃった時にお伺いいたします。

鍼治療は全て予約制です。
お電話頂けましたら、お時間をお取りいたします。
お手数ですが、よろしくお願いします。

では、失礼いたします。

平町鍼灸接骨院  中嶋」

という返信をしました。

投稿者 平町鍼灸接骨院 | 記事URL

2012年6月19日 火曜日

質問2

こんにちは、
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

以前に紹介しました、
患者様からの質問を掲載いたします
掲載する意味としましては
質問集」というところで書きましたので
参照してください。

「初めまして。Iと申します。

突発性難聴ハリ治療ネットワークのHPから
こちらのHPに伺いました。
40日ほど前、耳に閉塞感を覚え耳鳴りと
頭痛がして数日経っても治らないので
耳鼻科を受診したところ、突発性低音難聴
だと診断されました


その後ステロイド剤の経口薬等で聴力は
正常値近くまで戻ったのですが耳鳴りが止まず、
狭いところに行ったり大きな音や声を聴いたり
出したりすれば再び主に右耳に閉塞感がし、再び聴
力検査をすれば聴力が落ちて、少し休めばまた戻って
を繰り返しています。

大きな病院で診断を受けても今以上の治療法はないと言われ、
仕事柄困ることもあり今回ハリ治療を受けてみようかと思って
メール致しました。
低音難聴の場合でも大丈夫でしょうか?
治る見込みが少しでもあるなら良いのですが......。
宜しくお願い致します。」

というメールでした。
低音障害型感音難聴の患者様は最近多くみられます。
また蝸牛型メニエールの場合も否定できないので、
用心が必要です。
次は私の返信メールを掲載いたします。

投稿者 平町鍼灸接骨院 | 記事URL

2012年6月18日 月曜日

蝸牛型メニエール

こんにちは、
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

今回は蝸牛型メニエールについて書きます

蝸牛型メニエール病とは内リンパ水腫がベースあって
めまいがなく聴力や耳鳴り変動を繰り返す病気。
という説明が分かりやすいかと思います。

この症状と似ている病気として、低音障害型感音難聴が
あります。ほとんどの場合はめまいがなく、耳鳴りがあり、
耳閉感(聴力低下)がみられます。
蝸牛型メニエールと
酷似しているためどちらの病気か判別がしにくいのですが、
「内リンパ水腫」の有無で判別することができます。

つまり、低音障害型感音難聴と言うのは原因が何であっても、
聴力の低音部分が低下していれば、この病名がつきます。
低音障害型感音難聴の中でも内リンパ水腫があるものを
蝸牛型メニエールという病名になると言う訳です。

また、蝸牛型メニエールは20%ほどがメニエールに移行する
と言われています


メニエールの前駆症状(前ブレ)という
場合があり、治療を十分にされることをお勧めいたします。

投稿者 平町鍼灸接骨院 | 記事URL

2012年6月11日 月曜日

突発性難聴治療に使用する『鍼の歴史』

こんばんは、
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

今回は少し余談になりますが、
簡単に鍼(はり)灸(きゅう)の歴史を書いて見ます

鍼灸医学は今から約三千前に中国で
誕生しました。

日本へは約千五百年前に伝わりました。

鍼灸医学は古い経験と長い歴史により、
身体の表面に選び出された経穴(つぼ)
が配置され、身体内に何か異常があると
皮膚の特定な場所(つぼ)に反応が
あらわれ、また治療点となることを体系化したものです。

日本の鍼灸は中国医学と西洋医学を
合わせた鍼灸医学と言えます。

それは、中国医学の伝統的な医学と
西洋医学の近代的な医学の融合を
日本の鍼灸医学はしてきました。

つまり、その時代時代で日本に入ってきた
医学を柔軟に取り入れ、発展させてきました。

その、1つが管鍼法(かんしんほう)ではないでしょうか。
管鍼法(術)は江戸時代に杉山和一により開発されました。

それまでは、太い鍼を押し入れてきたのですが、
鍼と「つつ」を使うことでより細い鍼でも刺す事が
出来るようになりました。

ですから、日本の鍼は細く、痛みの少ないものになりました

また、病気の捉え方も独特です。
西洋医学に基づく疾患概念の受け取り方と、
中国医学に基づく人間の観察法をミックスして
鍼灸治療が行われてきました。そういった事からも
日本の特異性がみられます。

大雑把ですが、鍼の歴史についてでした。
では、また。

投稿者 平町鍼灸接骨院 | 記事URL

2012年5月26日 土曜日

質問1の治療報告

こんにちは、
平町鍼灸接骨院の中嶋です。

前回前々回にご質問をお受けした
患者様がどのような治療経過・結果
であったかを書きたいと思います。

メールを頂いて病院を退院されてから当院に
来院され、突発性難聴の症状や状況を再度
詳しく聞きました。

突発性難聴を発症して間もないこともあり、
なるべく連続した鍼治療が有効であることを
お伝えしました。
しかし、患者様はお仕事の都合上、連続の
通院は不可能であると言うことで、週2回の
鍼治療で行なうことになりました。

鍼治療を開始して6回ほどで症状が軽くなり
さらに6回の鍼治療で元の状態に戻りました。
残念ながら聴力検査の結果を頂いてなかった
ので、掲載することが出来ませんが、
病院の医師からも完治していることを言われ、
ご本人も聴力検査を確認し、大変喜んで
いらっしゃいました。

投稿者 平町鍼灸接骨院 | 記事URL

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